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剣河

剣河(けんこう、ロシア語: Енисе́й, トゥバ語: Улуг-Хем, ハカス語: Ким суғ, エヴェンキ語: Ендэгӣ, ネネツ語: ям')は嶺北を流れる川である。トゥバ国より北へ続き北極海へ流れ、嶺北諸国とシベリア共和国大東亜共栄圏と白人世界の境界線をなす。かつてはロシア語由来の「エニセイ」と呼ばれていたが、地名のアジア化に伴い中国の『新唐書』での記述に基づき剣河に改めた。

概要

剣河は嶺北を流れており、その長さは世界第5位に上る。古来よりテュルク民族や蒙古族などアジア人の交易の場であり、中国の史書にも度々登場する。しかし、西方より侵入したロシアのシベリア開拓により白人世界へと併合され、本来の名前を失って「エニセイ川」と名付けられた。大東亜戦争の結果、エニセイ川はアジア人の手に「復帰」し、その名前も「剣河」へと戻されたのである。

剣河はトゥバ国を源流とし、ハカス国へと北上する。そして、シベリア共和国と東カザフ国、通古国、タイミル国との境界線を為すように流れ、北極海へと至る。ロシア共和国時代までは重要な河川交通を提供しており、オビ・エニセイ運河を通じて西方の大河オビ川に至ることも出来た。しかし、嶺北諸国の成立により東西を繋ぐ河川交通としての役割を終え、剣河は白人世界とアジア人世界という2つの世界を区切る境界線となったのである。

かつて川を渡って東西をつないでいた都市クラスノヤルスクフズルチャルへと改名し、シベリア共和国と嶺北諸国のわずかばかりの交易を行う唯一の都市となっている。フズルチャルにはシベリア共和国へと続く嶺北鉄道がアフォント橋(シベリア共和国側名称:デニーキン橋)でシベリア鉄道に接続している。

嶺北諸国が成立した結果、剣河をまたいだ東西の移動は厳格に制限された。しかしそれは東カザフ国以南にとどまり、それより北の人口希薄地帯ではロシア人やアジア人種の少数民族であるケット人が国境を気にせず自由に移動していた。通古国国境近くのシベリア共和国領土にはドゥブチェス(Дубчес)、サンダクチェス(Сандакчес)という古儀式派の隠れ里があり、嶺北諸国から追放されたロシア人難民を糾合しつつ、シベリア共和国にも嶺北諸国にも長年気づかれずにひっそり暮らしていた。彼らは「発見」されたのは大東亜統一戦争勃発直前の1970年代初頭だったという。

流域の主要都市

南から北へ列挙する。

  • サルグホトトゥバ国、旧称ヘムベルディル)
  • ミヌスハカス国、旧称ミヌシンスク)
  • アバカン(ハカス国)
  • フズルチャル(東カザフ国、西岸部はシベリア共和国領クラスノヤルスク)
  • エニセイスク(シベリア共和国)
  • ?(通古国、旧称トゥルハンスク)
  • スタロトゥルハンスク(シベリア共和国)
  • ?(タイミル国、旧称イガルカ)
  • トゥティン(タイミル国、旧称ドゥディンカ)
  • ?(タイミル国、旧称ディクソン)

支流

主要な支流を下流より列挙する。

  • タナマ川
  • 北通古川(旧称ニジニャヤ・ツングースカ川)
  • 南通古川(旧称ポドカメンナヤ・ツングースカ川)
  • アンガル川(旧称アンガラ川)
  • カン川
  • アバカン川
  • ビーヘム川
  • カーヘム川
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